パーセントの計算方法|割合・◯%増・◯%引きの出し方
パーセント(%)は、全体を100としたときに、その数がいくつにあたるかを表す数です。割引、消費税、売上の伸び、テストの正答率など、いろいろな場面で使います。
- 何%かを出す:比べる数 ÷ もとの数 × 100
- ◯%にあたる数を出す:もとの数 × パーセント ÷ 100
- もとの数を出す:◯%にあたる数 ÷ パーセント × 100
パーセントの計算は、この3つの式のどれかにあてはまります。順に説明します。
パーセントと小数・分数・歩合
パーセントを計算に使うときは、100で割って小数に直します。20%なら0.2です。
| パーセント | 小数 | 分数 | 歩合 |
|---|---|---|---|
| 1% | 0.01 | 1/100 | 1分 |
| 5% | 0.05 | 1/20 | 5分 |
| 10% | 0.1 | 1/10 | 1割 |
| 20% | 0.2 | 1/5 | 2割 |
| 25% | 0.25 | 1/4 | 2割5分 |
| 50% | 0.5 | 1/2 | 5割 |
| 75% | 0.75 | 3/4 | 7割5分 |
| 100% | 1 | 1 | 10割 |
「3割引」は30%引き、「打率3割2分」は32%と同じ意味です。
1. 何%かを出す
ある数が、もとの数の何%にあたるかを出す計算です。
パーセント = 比べる数 ÷ もとの数 × 100
- 120人のうち30人が参加した → 30 ÷ 120 × 100 = 25%
- 60問のテストで45問に正解した → 45 ÷ 60 × 100 = 75%
「もとの数」は、全体や基準になる数です。「〜のうち」「〜に対して」「〜の」の前にある数が、もとの数になります。どちらで割るかを取りちがえると、答えが変わってしまいます。
2. ◯%にあたる数を出す
もとの数の◯%が、いくつになるかを出す計算です。
◯%にあたる数 = もとの数 × パーセント ÷ 100
- 2,400円の15% → 2,400 × 15 ÷ 100 = 360円
- 12,000円の30% → 12,000 × 0.3 = 3,600円
パーセントを小数に直してから掛けても同じです。15%なら0.15を掛けます。
3. もとの数を出す
◯%にあたる数がわかっていて、もとの数(全体)を出す計算です。
もとの数 = ◯%にあたる数 ÷ パーセント × 100
- 360円が全体の15%にあたる → 360 ÷ 15 × 100 = 2,400円
- 参加した30人が全体の25%にあたる → 30 ÷ 25 × 100 = 120人
2の計算の逆です。掛け算だったところが、割り算になります。
◯%増・◯%引きの計算
「20%増」「20%引き」のように、もとの数から増やしたり減らしたりする計算は、1回の掛け算でできます。
- ◯%増:もとの数 ×(1 + パーセント ÷ 100)
- ◯%引き・◯%減:もとの数 ×(1 − パーセント ÷ 100)
- 800円の20%増 → 800 × 1.2 = 960円
- 800円の20%引き → 800 × 0.8 = 640円
- 250円に8%の消費税を足す → 250 × 1.08 = 270円
増やした分や引いた分だけを知りたいときは、2の式で計算します。800円の20%は160円なので、20%増は160円増える、20%引きは160円安くなる、ということです。
掛ける数の早見表
| パーセント | ◯%増 | ◯%引き |
|---|---|---|
| 5% | × 1.05 | × 0.95 |
| 8% | × 1.08 | × 0.92 |
| 10% | × 1.1 | × 0.9 |
| 15% | × 1.15 | × 0.85 |
| 20% | × 1.2 | × 0.8 |
| 25% | × 1.25 | × 0.75 |
| 30% | × 1.3 | × 0.7 |
| 50% | × 1.5 | × 0.5 |
セールの「30%オフ」なら、値札の金額に0.7を掛ければ支払額になります。3,980円の30%オフは、3,980 × 0.7 = 2,786円です。
増えた割合・減った割合(増減率)
前とくらべて何%増えたか、何%減ったかを出す計算です。
増減率 =(あとの数 − 前の数)÷ 前の数 × 100
- 売上が500万円から575万円になった →(575 − 500)÷ 500 × 100 = 15%増
- 体重が60kgから57kgになった →(57 − 60)÷ 60 × 100 = −5 → 5%減
割るのは、いつも「前の数」です。
「前年比115%」と「15%増」は同じ
「前年比」は、あとの数が前の数の何%にあたるかを表します。
- 前年比 = あとの数 ÷ 前の数 × 100
- 575 ÷ 500 × 100 = 115%
前年比115%は、15%増と同じ意味です。前年比90%なら10%減です。前年比から100を引くと、増減率になります。
パーセントとポイントのちがい
パーセントどうしの差を表すときは、「ポイント」という言葉を使います。
支持率が30%から36%に上がった場合を考えます。
- 差は 36 − 30 = 6ポイントの上昇
- 増減率は(36 − 30)÷ 30 × 100 = 20%の増加
「6%上がった」と言うと、どちらの意味かがあいまいになります。パーセントの数字そのものの差を言うときは「6ポイント」と言います。
まちがえやすいところ
20%増やしてから20%減らしても、もとに戻らない
100を20%増やすと120です。この120を20%減らすと、120 × 0.8 = 96 になり、もとの100には戻りません。減らすときの「もとの数」が、100ではなく120に変わっているためです。
もとに戻すには、掛けた数で割ります。120 ÷ 1.2 = 100 です。
税込価格から税抜価格を出すときも同じです。税込1,100円に0.9を掛けると990円になってしまいます。正しくは 1,100 ÷ 1.1 = 1,000円です。くわしくは「消費税の計算方法」で説明しています。
割引の重ねがけは、足し算ではない
「20%オフから、さらに10%オフ」は、30%オフではありません。0.8 × 0.9 = 0.72 なので、28%オフです。パーセントを重ねるときは、足すのではなく掛けます。
割引と消費税の順番については「割引と消費税はどっちが先?」で説明しています。
もとの数を取りちがえる
「AはBより25%多い」と「BはAより25%少ない」は、同じではありません。Bが100なら、Aは125です。このとき、BはAより 25 ÷ 125 × 100 = 20% 少ない、となります。どちらを「もとの数」にするかで、パーセントは変わります。
暗算のコツ
- 10%は、桁を1つずらす:1,280円の10%は128円です。
- 5%は、10%の半分:1,280円の5%は、128円の半分で64円です。
- 15%は、10%と5%を足す:128 + 64 = 192円です。
- 1%は、桁を2つずらす:1,280円の1%は12.8円です。
- 入れかえても同じ:「50の8%」と「8の50%」は同じ答えになります。8の半分で4、と考えると簡単です。
計算ツール
この記事で説明した5つの計算は、パーセント計算ツールでできます。数を2つ入れると、答えと計算式を表示します。
無料の計算ツールパーセント計算「何%か」「◯%にあたる数」「もとの数」「増減率」「◯%増・◯%引き」を、式つきで計算します。使ってみる ›割引後の金額は、割引計算ツールで計算できます。割引率か割引額を入れると、消費税を含めた支払額を出します。
無料の計算ツール割引計算ツール価格と割引率(または割引額)を入れると、割引後の支払額を計算します。税込・税抜、8%・10%を切り替えられます。使ってみる ›まとめ
- 何%かを出すときは、比べる数 ÷ もとの数 × 100。
- ◯%にあたる数は、もとの数 × パーセント ÷ 100。
- もとの数は、◯%にあたる数 ÷ パーセント × 100。
- ◯%増は(1 + 小数)を、◯%引きは(1 − 小数)を掛ける。
- 増減率は、(あとの数 − 前の数)÷ 前の数 × 100。割るのは前の数。
- パーセントどうしの差は「ポイント」で表す。