基礎代謝量と消費カロリーの計算のしかた
基礎代謝量とは
基礎代謝量は、体を動かさずにじっとしていても、呼吸や体温の維持などのために使われるエネルギーの量です。1日に使うエネルギーのうち、いちばん大きな割合を占めます。
基礎代謝量は、体が大きい人ほど多く、年齢が上がると少なくなります。同じ体重なら、筋肉の多い人のほうが多くなります。
基礎代謝量の式
このツールは、日本人のデータをもとに作られた「国立健康・栄養研究所の式」を使っています。体重はkg、身長はcmです。
基礎代謝量 =(0.1238 + 0.0481 × 体重 + 0.0234 × 身長 − 0.0138 × 年齢 − 性別の数)× 1000 ÷ 4.186
性別の数:男性 0.5473、女性 1.0946
性別の数:男性 0.5473、女性 1.0946
くらべるために、海外でよく使われている2つの式の結果も表示しています。
ハリス・ベネディクトの式(改訂版)
男性:88.362 + 13.397 × 体重 + 4.799 × 身長 − 5.677 × 年齢
女性:447.593 + 9.247 × 体重 + 3.098 × 身長 − 4.330 × 年齢
男性:88.362 + 13.397 × 体重 + 4.799 × 身長 − 5.677 × 年齢
女性:447.593 + 9.247 × 体重 + 3.098 × 身長 − 4.330 × 年齢
ミフリン・セントジョアの式
男性:10 × 体重 + 6.25 × 身長 − 5 × 年齢 + 5
女性:10 × 体重 + 6.25 × 身長 − 5 × 年齢 − 161
男性:10 × 体重 + 6.25 × 身長 − 5 × 年齢 + 5
女性:10 × 体重 + 6.25 × 身長 − 5 × 年齢 − 161
式によって、数十〜100kcalほどの差が出ることがあります。どの式も、多くの人を測った結果から作った推定の式なので、1人ひとりの値とぴったり合うわけではありません。
計算例
男性・35歳・身長170cm・体重65kgの場合です。
- 国立健康・栄養研究所の式:(0.1238 + 0.0481 × 65 + 0.0234 × 170 − 0.0138 × 35 − 0.5473)× 1000 ÷ 4.186 = 1,481kcal
- ハリス・ベネディクトの式(改訂版):88.362 + 13.397 × 65 + 4.799 × 170 − 5.677 × 35 = 1,576kcal
- ミフリン・セントジョアの式:10 × 65 + 6.25 × 170 − 5 × 35 + 5 = 1,543kcal
1日の消費カロリーの目安
1日に使うエネルギーの目安は、基礎代謝量に「身体活動レベル」を掛けて求めます。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」で使われている考え方です。
1日の消費カロリーの目安 = 基礎代謝量 × 身体活動レベル
| レベル | 値 |
|---|---|
| 低い:生活の大部分を座って過ごし、動くことが少ない | 1.50 |
| ふつう:座り仕事が中心だが、通勤・買い物・家事・軽い運動などで動く | 1.75 |
| 高い:立ち仕事や移動の多い仕事をしている、または活発な運動の習慣がある | 2.00 |
この値は、18〜64歳のものです。65歳以上では、これと少しちがう値が使われます。
上の計算例の人(基礎代謝量 1,481kcal)で、活動量が「ふつう」なら、1,481 × 1.75 = 2,592kcal が1日の消費カロリーの目安です。
使うときの注意
- 18歳以上の人が対象です。成長期の子どもは、成長のためのエネルギーが別に必要なので、この計算はあてはまりません。
- 妊娠中・授乳中の人は、必要なエネルギーが増えます。この計算には含まれていません。
- 病気の治療中の人や、食事について医師や管理栄養士の指導を受けている人は、その指導を優先してください。
関連する計算
- 歩く・走る・家事などで使うカロリーは、運動・活動の消費カロリー計算で計算できます。
- 身長と体重のバランスは、BMI計算で調べられます。