満年齢と数え年の違い|年齢の数え方と換算、厄年・長寿祝いでの使い分け
年齢の数え方には、満年齢と数え年の2つがあります。ふだん使っているのは満年齢で、数え年は厄年や長寿祝いなどの行事で使われます。
- 満年齢:生まれたときが0歳。誕生日が来るたびに1歳増える
- 数え年:生まれたときが1歳。1月1日が来るたびに1歳増える
- 数え年 = 今年の西暦 − 生まれた年 + 1
満年齢と数え年の数え方
| 項目 | 満年齢 | 数え年 |
|---|---|---|
| 生まれたとき | 0歳 | 1歳 |
| 年を取る日 | 誕生日 | 1月1日 |
| 使う場面 | 日常・書類 | 行事 |
数え年では、全員が元日にいっせいに年を取ります。誕生日は関係ありません。
そのため、12月31日に生まれた子は、生まれた日に1歳、翌日の1月1日に2歳になります。満年齢ではまだ0歳で、生まれて2日目です。数え年と満年齢の差がもっとも大きくなる例です。
換算の式
数え年は、生まれた年と今年の西暦だけで出せます。
- 数え年 = 今年の西暦 − 生まれた年 + 1
満年齢から換算するときは、今年の誕生日が来ているかどうかで変わります。
- 今年の誕生日がまだの人:数え年 = 満年齢 + 2
- 今年の誕生日が来た人:数え年 = 満年齢 + 1
1990年7月15日生まれの人の、2026年の年齢で確かめます。数え年は 2026 − 1990 + 1 = 37歳です。
| 2026年の時期 | 満年齢 | 数え年 |
|---|---|---|
| 1月1日〜7月14日 | 35歳 | 37歳 |
| 7月15日〜12月31日 | 36歳 | 37歳 |
数え年は1年を通して変わりません。満年齢だけが誕生日に1つ増えます。
数え年を使う場面
厄年
厄年は数え年で数えるのが一般的です。本厄の年齢は次のとおりです。
- 男性:25歳、42歳、61歳
- 女性:19歳、33歳、37歳
本厄の前の年を前厄、後の年を後厄と呼びます。数え年の式を逆にすると、その年に本厄になる生まれ年が出せます(生まれた年 = その年の西暦 + 1 − 数え年)。
| 本厄 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 男性 25歳 | 2002年生 | 2003年生 |
| 男性 42歳 | 1985年生 | 1986年生 |
| 男性 61歳 | 1966年生 | 1967年生 |
| 女性 19歳 | 2008年生 | 2009年生 |
| 女性 33歳 | 1994年生 | 1995年生 |
| 女性 37歳 | 1990年生 | 1991年生 |
厄年の年齢や数え方は、神社やお寺、地域によって違います。女性の61歳を厄年に加えるところや、満年齢で数えるところもあります。厄払いを受けるときは、その神社やお寺の案内を確認してください。
長寿祝い
長寿祝いも、もともとは数え年で祝うものでした。今は満年齢で祝うことも多く、どちらでもかまいません。
| 名称 | 年齢 | 由来 |
|---|---|---|
| 還暦 | 61歳 | 干支が一巡する |
| 古希 | 70歳 | 「古来稀なり」の詩 |
| 喜寿 | 77歳 | 「喜」の草書体 |
| 傘寿 | 80歳 | 「傘」の略字 |
| 米寿 | 88歳 | 「米」を分けると八十八 |
| 卒寿 | 90歳 | 「卒」の略字「卆」 |
| 白寿 | 99歳 | 「百」から一を引く |
還暦だけは、数え年で61歳、満年齢で60歳と決まっています。生まれた年の干支に戻るのが、生まれてから60年後だからです。
七五三
七五三は、数え年でも満年齢でもかまいません。きょうだいで一緒に祝えるように、どちらかに合わせる家庭もあります。
享年・行年
亡くなったときの年齢を表す享年や行年は、数え年で書くのが伝統的なやり方です。今は満年齢で書くことも増えています。お寺や地域によって違うので、位牌や墓石に入れるときは確認が必要です。
ふだんの年齢は満年齢
日本では、1950年1月1日に施行された「年齢のとなえ方に関する法律」で、年齢を満年齢で言い表すように定められました。それより前は、数え年が広く使われていました。
履歴書や役所の書類、年齢制限のある契約など、行事以外の場面で「年齢」といえば満年齢のことです。
法律上、年を取るのは誕生日の前日
満年齢について、もう1つ知っておくと役に立つルールがあります。法律では、年齢が増えるのは誕生日の当日ではなく、誕生日の前日が終わるときです。
「年齢計算ニ関スル法律」で、年齢は生まれた日から数え始めると決められているためです。生まれた日を1日目として数えると、1年の最後の日は誕生日の前日になります。
ふだんの生活では違いを感じませんが、日付で区切る制度では結果が変わります。
- 学年:4月1日生まれの人は、3月31日に満6歳になります。そのため、4月2日生まれの人より1つ上の学年に入ります。「早生まれ」が1月1日〜4月1日生まれを指すのはこのためです。
- 選挙:投票日の翌日が18歳の誕生日の人は、投票日のうちに18歳になるので、投票できます。
- 年金や介護保険:「65歳に達した日」は、65歳の誕生日の前日です。1日生まれの人は、前の月の末日に65歳に達したことになります。
- 2月29日生まれ:うるう年でない年も、2月28日が終わるときに年を取ります。
年齢は早見表とツールで調べられます
無料の計算ツール年齢早見表生まれた年から今年の満年齢と和暦がわかる早見表です。生年月日を入れると、満年齢と数え年を計算できます。使ってみる ›まとめ
- 満年齢は誕生日に、数え年は1月1日に年を取ります。
- 数え年 = 今年の西暦 − 生まれた年 + 1。満年齢からは、誕生日前なら+2、誕生日後なら+1です。
- 厄年は数え年が一般的です。長寿祝い、七五三、享年は、数え年と満年齢のどちらも使われます。
- 日常や書類の年齢は満年齢です。
- 法律上は、誕生日の前日が終わるときに年を取ります。4月1日生まれが早生まれになるのはこのためです。