分数の計算のしかた(足し算・引き算・掛け算・割り算)
分数の計算で覚えることは、「足し算・引き算は分母をそろえる」「掛け算は分子どうし・分母どうしを掛ける」「割り算はひっくり返して掛ける」「最後に約分する」の4つです。
| 計算 | やり方 | 例 |
|---|---|---|
| 足し算 | 通分して分子を足す | 12+13=56 |
| 引き算 | 通分して分子を引く | 34-23=112 |
| 掛け算 | 分子×分子、分母×分母 | 23×910=35 |
| 割り算 | 割る数の逆数を掛ける | 34÷58=65 |
足し算・引き算:通分してから分子を計算する
分母がちがう分数は、そのままでは足せません。分母を同じ数(ふつうは2つの分母の最小公倍数)にそろえる「通分」をしてから、分子だけを足したり引いたりします。分母は足しません。
- 12 + 13:2 と 3 の最小公倍数は 6。36 + 26 = 56
- 56 + 34:6 と 4 の最小公倍数は 12。1012 + 912 = 1912 = 1712
分母を掛け合わせた数(6 × 4 = 24)でそろえても答えは同じになりますが、数が大きくなり、最後に約分が必要になります。
掛け算:分子どうし、分母どうしを掛ける
掛け算は通分しません。分子と分子、分母と分母をそれぞれ掛けます。掛ける前に、分子と分母で約分できる数があれば先に約分しておくと、計算が楽になります。
- 23 × 910 = 1830 = 35(先に 2 と 10 を 2 で、3 と 9 を 3 で約分すると 1 × 35 = 35)
- 整数を掛けるときは、整数を「分母が 1 の分数」と考えます。38 × 4 = 128 = 32
割り算:割る数をひっくり返して掛ける
分数で割るときは、割る数の分子と分母を入れかえた数(逆数)を掛けます。
- 34 ÷ 58 = 34 × 85 = 2420 = 65(115)
- 整数で割るときは、分母に掛けます。45 ÷ 2 = 410 = 25
約分:分子と分母を最大公約数で割る
答えは、分子と分母を同じ数で割れなくなるまで小さくします(約分)。一度で終わらせるには、分子と分母の最大公約数で割ります。1824 なら、18 と 24 の最大公約数は 6 なので 34 です。
帯分数と仮分数
123 のように整数と分数を組み合わせたものを帯分数、53 のように分子が分母以上のものを仮分数といいます。
- 帯分数 → 仮分数:整数部分 × 分母 + 分子 を分子にする。213 = 73(2 × 3 + 1 = 7)
- 仮分数 → 帯分数:分子 ÷ 分母 の商が整数部分、あまりが分子。175 は 17 ÷ 5 = 3 あまり 2 なので 325
帯分数の掛け算・割り算は、先に仮分数に直してから計算します。
まちがえやすいところ
- 分母どうしを足さない:12 + 13 を 25 とするのはまちがいです(正しくは 56)。
- 帯分数を整数と分数に分けて掛けない:112 × 112 を「1×1 と 12×12」で 114 とするのはまちがいです。32 × 32 = 94 = 214 が正しい答えです。
- 引き算で答えがマイナスになることもある:13 - 12 = −16 です。
分数を小数に直す
分子 ÷ 分母 を計算すると小数になります。38 = 3 ÷ 8 = 0.375 のように割り切れるのは、約分したあとの分母が 2 と 5 だけを掛け合わせた数(2、4、5、8、10、16、20、25…)のときだけです。13 = 0.333…、17 = 0.142857142857… のように、それ以外は同じ数字の並びがくり返す小数(循環小数)になります。このツールでは、くり返す部分も表示します。
電卓やスマホで分数を計算するには
分数のキーがない電卓やスマホの電卓では、分数を「分子 ÷ 分母」の小数にして計算できます。ただし、13 のように割り切れない分数は途中で四捨五入されるため、答えが分数で必要なときや、正確な値が必要なときは、このページのように分数のまま計算して下さい。
入力できる数
整数部分は 0〜9,999、分子と分母は 0〜99,999 の整数です(分母に 0 は使えません)。全角の数字も入力できます。割合の計算はパーセント計算も使えます。