時給から月収・年収を計算する方法|働き方別の早見表つき
時給で働いていると、「月にいくらになるのか」「年収にするといくらなのか」がすぐにはわかりません。計算そのものは掛け算だけです。
- 月収 = 時給 × 1日の勤務時間 × 1か月の勤務日数
- 年収 = 月収 × 12
この記事では、計算のしかたと働き方別の早見表、目標の年収から時給を逆算する方法をまとめます。
計算のしかた
時給1,200円で、1日6時間、週5日働く場合を計算します。1か月を4週間(20日)とします。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 日給 | 1,200円 × 6時間 | 7,200円 |
| 週給 | 7,200円 × 5日 | 36,000円 |
| 月収 | 7,200円 × 20日 | 144,000円 |
| 年収 | 144,000円 × 12か月 | 1,728,000円 |
「1か月に何時間働くか」がわかっていれば、もっと簡単です。この例では 6時間 × 20日 = 月120時間なので、1,200円 × 120時間 = 144,000円 と一度で出せます。
働き方別の早見表
よくある3つの働き方で、時給ごとの月収と年収を並べました。1か月を4週間として計算しています。
- 週20時間(月80時間)… 1日4時間 × 週5日、または 1日5時間 × 週4日
- 週30時間(月120時間)… 1日6時間 × 週5日
- 週40時間(月160時間)… 1日8時間 × 週5日(フルタイム)
月収(単位:円)
| 時給 | 週20時間 | 週30時間 | 週40時間 |
|---|---|---|---|
| 1,000円 | 80,000 | 120,000 | 160,000 |
| 1,100円 | 88,000 | 132,000 | 176,000 |
| 1,200円 | 96,000 | 144,000 | 192,000 |
| 1,300円 | 104,000 | 156,000 | 208,000 |
| 1,500円 | 120,000 | 180,000 | 240,000 |
| 1,800円 | 144,000 | 216,000 | 288,000 |
| 2,000円 | 160,000 | 240,000 | 320,000 |
| 2,500円 | 200,000 | 300,000 | 400,000 |
年収(単位:万円)
| 時給 | 週20時間 | 週30時間 | 週40時間 |
|---|---|---|---|
| 1,000円 | 96 | 144 | 192 |
| 1,100円 | 105.6 | 158.4 | 211.2 |
| 1,200円 | 115.2 | 172.8 | 230.4 |
| 1,300円 | 124.8 | 187.2 | 249.6 |
| 1,500円 | 144 | 216 | 288 |
| 1,800円 | 172.8 | 259.2 | 345.6 |
| 2,000円 | 192 | 288 | 384 |
| 2,500円 | 240 | 360 | 480 |
表にない時給や勤務時間は、計算ツールに数字を入れるとすぐに出せます。
無料の計算ツール給与計算時給・勤務時間・勤務日数から、日給・週給・月給・年収をまとめて計算できます。使ってみる ›「1か月=4週間」で計算するときの注意
1年は52週と少しあります。1か月を4週間として12か月分を計算すると 48週分にしかならず、実際より少なめの金額になります。
時給1,250円、1日8時間、週5日の例です。
| 計算のしかた | 年間 | 年収 |
|---|---|---|
| 4週間 × 12か月 | 1,920時間 | 240万円 |
| 52週間 | 2,080時間 | 260万円 |
差は20万円です。ただし時給で働く場合、祝日やお盆、年末年始などで休んだ日の分は支払われないのがふつうです。そのため実際の年収は、この2つの間に収まることが多くなります。
当サイトの時給計算は「1か月=4週間」で計算しています。少なめに見積もることになるので、生活費の計画を立てるときには安全側の数字として使えます。
目標の年収に必要な時給を逆算する
年収の目標から、必要な時給を出すこともできます。
必要な時給 = 目標の年収 ÷ 1年間に働く時間
フルタイム(1日8時間・週5日)で働く場合の目安です。1年間に働く時間を、1か月4週間で数えた1,920時間と、52週間で数えた2,080時間の2通りで出しています。端数は切り上げています。
| 目標の年収 | 年1,920時間 | 年2,080時間 |
|---|---|---|
| 200万円 | 1,042円 | 962円 |
| 250万円 | 1,303円 | 1,202円 |
| 300万円 | 1,563円 | 1,443円 |
| 350万円 | 1,823円 | 1,683円 |
| 400万円 | 2,084円 | 1,924円 |
| 500万円 | 2,605円 | 2,404円 |
月給や年収で働いている人が、自分の給料を時給に直すときも同じ考え方です。たとえば月給25万円で月160時間働いているなら、250,000円 ÷ 160時間 = 時給1,562円にあたります。仕事を比べるときは、月給の額だけでなく時給に直して比べると、労働時間の違いが見えてきます。
時給が上がると年収はいくら増えるか
時給が上がったときの年収の増え方は、「上がった金額 × 1年間に働く時間」です。下の表は、1年間に増える金額です(単位:円)。
| 上がり幅 | 週20時間 | 週30時間 | 週40時間 |
|---|---|---|---|
| 10円 | 9,600 | 14,400 | 19,200 |
| 50円 | 48,000 | 72,000 | 96,000 |
| 100円 | 96,000 | 144,000 | 192,000 |
| 200円 | 192,000 | 288,000 | 384,000 |
フルタイムなら、時給が100円違うだけで年収は約19万円変わります。仕事を選ぶときや時給の交渉をするときに、1年分に直して考えると差がわかりやすくなります。
ここで出した金額は「額面」
ここまでの金額は、税金や社会保険料が引かれる前の金額(額面)です。実際に受け取る金額(手取り)は、これより少なくなります。目安として、次の3つを知っておくと役に立ちます。
- 所得税:収入が給与だけの場合、年収178万円までは所得税がかかりません(令和8年分。基礎控除104万円と給与所得控除74万円の合計)。
- 住民税:2026年の収入では、年収が119万円を超えるとかかり始めます(翌年の6月から払う分)。基準は住んでいる市区町村によって少し違い、数万円低いところがあります。
- 社会保険:家族の扶養に入っている人は、年収が130万円以上(19歳以上23歳未満は150万円以上)になる見込みだと扶養から外れ、自分で保険料を払うことになります。また、週20時間以上働くなどの条件を満たすと、勤務先の健康保険・厚生年金に加入します。
社会保険に加入する条件は、勤務先の規模などによって違い、制度の見直しも続いています。扶養の範囲で働きたい場合は、勤務先か家族の勤務先の担当者に、最新の条件を確認してください。
手取りがいくらになるかは、次のツールで計算できます。額面と手取りの違いは「手取りとは?額面との違いと計算方法」でくわしく説明しています。
無料の計算ツール手取り計算機月収・年収から税金と社会保険料を差し引いた手取り額を試算。使ってみる ›この計算に入っていないもの
時給 × 時間で出した金額には、次のものは入っていません。
- 残業代・深夜手当:1日8時間・週40時間を超えた分や、22時から翌5時までの分には、25%以上の割増がつきます。計算のしかたは「残業代の計算方法」をご覧ください。
- 交通費:通勤手当は時給とは別に支払われます。一定の金額までは税金がかかりません。
- 賞与(ボーナス):支給がある場合は、年収に加えて考えます。
まとめ
- 月収は「時給 × 1か月に働く時間」、年収はその12倍で計算できる
- 1か月を4週間として計算すると、実際よりやや少なめの金額になる
- 目標の年収を1年間に働く時間で割ると、必要な時給がわかる
- フルタイムでは、時給100円の差が年収で約19万円の差になる
- 計算で出るのは額面。手取りは税金と社会保険料の分だけ少なくなる